家・土地を売るときにやること|手順・税金・損しない売却方法を解説
2026/05/06
家・土地を売るときにやること|手順・税金・損しない売却方法を解説

家付き土地の売却を検討している方にとって、「どのような手順で進めればよいのか」「税金や費用はどの程度かかるのか」「家を残すべきか解体すべきか」といった疑問は尽きないものです。
土地売却は人生の中でも大きな決断の一つであり、適切な知識なしに進めると思わぬ損失を被る可能性もあります。
ここでは、家付き土地を売却する際の基本的な流れから、かかる費用、更地にするか家付きのまま売るかの判断基準、さらには高く売るためのコツまで、売却成功に必要な情報をご紹介します。
初めて土地を売る方でも安心して進められるよう、実践的なポイントを交えながらわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

1. 家付き土地を売るときの基本的な流れと手順
家付きの土地を売却する際には、いくつかの重要なステップがあります。
◆ 事前準備をする
売却活動を開始する前には、しっかりとした事前準備が求められます。
- ・物件の状態チェック:家の劣化状態や修繕が必要な部分を評価し、購入者に良い印象を与えられるよう準備しましょう。
- ・必要書類の整備:土地や建物に関連する権利書、登記簿謄本、固定資産税の納税通知書などの資料を整え、スムーズな取引ができるようにします。
◆ 土地の査定を受ける
次に行うのは、不動産会社に依頼して土地の査定を行うことです。
正確な売却価格を把握するために、複数の不動産会社からの査定を受けることが推奨されます。
- ・立地条件
- ・土地の広さ
- ・地域の開発状況
◆ 売り出し価格の設定
査定結果を参考にして、実際の売り出し価格を設定します。
この際、次のポイントに注意しましょう。
- ・交渉可能性を考慮する:購入者は価格交渉をすることが多いため、あらかじめ価格調整の余地を含めた価格設定を行うと良いでしょう。
◆ 媒介契約の締結
売り出し価格が決定したら、信頼できる不動産会社と媒介契約を締結します。
3つの媒介契約
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専任媒介契約 |
一社と契約し、売却活動を集中して行います。 |
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専属専任媒介契約 |
同様に一社と契約しますが、さらに高いサービスが受けられます。 |
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一般媒介契約 |
複数の不動産会社に依頼できる契約で、自分の選択の幅を広げます。 |
◆ 売却活動の開始
いよいよ売却活動が始まります。
この段階では、内覧や宣伝を通じて潜在的な購入者を引き寄せる努力をします。
内覧に備えて、家の整理整頓や清掃を行うことが大切です。
良い印象を与えることが購入者の心を掴む大きなポイントとなります。
◆ 売買契約の締結
購入希望者が現れた際には、売買契約の締結を行います。
この過程では価格交渉や契約内容の確認が行われ、通常、売主と買主、そして不動産会社が集まり、必要な書類を整えます。
契約時には手付金を受け取ることが一般的です。
このように、家付き土地を売るためには、計画的かつ慎重なアプローチが必要です。
それぞれのステップで注意点を理解することで、スムーズな取引が実現しやすくなるでしょう。
2. 土地売却にかかる税金と費用を把握しよう
土地を売る際には、しばしば見落とされがちな税金やその関連費用が発生します。
これらの負担を前もって理解することで、予期しないトラブルを避け、スムーズな売却を実現できます。
◆ 主な税金
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印紙税 |
売買契約書に記載されている金額に基づいて課税されます。 売却額が高くなれば印紙税も増加するため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。 |
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譲渡所得税 |
売却によって得た利益に対して課せられる税金で、所有期間によって異なります。 所有期間が5年以下の場合は39.63%、5年を超えると20.315%が適用されるため、自分の状況に応じた計算が必要です。 |
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登録免許税 |
土地の登記手続きにかかる税金で、一件ごとに最低1,000円が必要です。 この費用も含めて売却計画を立てることが大切です。 |
◆ 売却にかかる費用
税金だけでなく、土地を売る際にはさまざまな費用も発生します。
これらも把握しておくことが大切です。
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仲介手数料 |
不動産会社を介して売却する場合、その手数料が発生します。 一般的に、売却価格の3%から5%(消費税別)が相場ですので、予算に影響を与える要素となります。 |
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鑑定測量費用 |
土地の正確な面積を測るための費用で、通常は約35万円から70万円程度かかります。 計画段階でこの費用も考慮する必要があります。 |
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解体費用 |
もし売却する土地に建物が存在する場合、解体が必要になることがあります。 その際の解体費用は建物の材料によって変わり、木造の場合は2万~4万円、鉄筋コンクリート構造の場合は4万~6万円程度が必要です。 |
◆ 具体的な例
例として、土地を50万円で売却したときに生じる可能性のある税金や費用は次のとおりです。
土地を50万円で売却した場合
- ・仲介手数料:約27,500円
- ・印紙税:200円
- ・譲渡所得税:約10,000~19,500円
- ・登録免許税:1,000円
このように、家付き土地の売却時には税金や費用の合計が大きく変動するため、事前に計算しておくことが大切です。
また、不明点や不安な点がある場合は、専門家に相談することをお勧めします。
この準備が、スムーズな土地売却につながります。
3. 更地にする?家付きのまま売る?それぞれのメリット・デメリット
土地を売る際に、家が付いている状態での販売と、更地にしてからの販売のどちらを選ぶかは非常に重要な決断です。
それぞれの選択肢には異なるメリットとデメリットがあるため、じっくりと考えることが求められます。
◆ 家付き土地を売るメリット
- 😊 販売スピードの向上:家が残った状態での売却は、購入者にとって即入居可能なため、高い需要が見込まれます。特に、自宅として使用することを考えている人には魅力的な選択肢と言えるでしょう。
- 😊 手続きの簡素化:売主は物件を整地したり解体したりする必要がないため、労力が軽減され、引き渡しもスムーズに行われることが多いです。
◆ 家付き土地を売るデメリット
- 😢 将来的な解体コスト:家付きの土地を購入した人が将来的に解体を行う場合、その費用は大きな負担となることがあります。この点が原因で、買手が少なくなることも考えられます。
- 😢 価値の減少:建築物の経年劣化により価値が下がることがあります。特に22年以上の木造住宅の場合、価値がほぼゼロになることもあるため、家付きの土地の売却において期待できる価格が下がるリスクがあります。
◆ 更地で売るメリット
- 😊 さまざまな要望に応えられる:更地の土地は、買い手が自由に使用目的を選べるため、住宅だけでなく、駐車場や商業施設を検討する購入者も多く、購入希望者の幅が広がります。
- 😊 手続きがスムーズに:整地された状態での販売は、買い手がすぐさま開発を始めることが可能なため、解体や整地に関する手間が省けます。
◆ 更地で売るデメリット
- 😢 初期コストの負担:更地にするためには、売主が家の解体を行う必要があり、これには高額な費用がかかります。したがって、この費用を事前にしっかりと考慮することが大切です。
- 😢 固定資産税の支払い:更地にしても固定資産税が発生します。特に地価が高い地域では、この税負担が経済的に大きく影響を与えることがあります。
土地を売却する際には、家付きのままでの売却か、更地にしてからの売却か、それぞれのメリットとデメリットをしっかりと理解することが大切です。
この選択が投資価値やスムーズな取引にも大きく影響を与えます。
自身の状況や目的に適した方法を選ぶためには、情報を集め、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

4. 家付き土地を高く売るための5つのポイント
家付き土地を効果的に売却するには、売値を最大限に引き上げるための戦略が大切です。
① 複数の不動産会社に査定を依頼する
まず、信頼できる不動産会社による査定を受け、異なる価格を比較検討することが基本です。
複数の不動産会社から査定を受けることで、正確な市場価格を把握しやすくなります。
一社の査定に依存すると、それが適正かどうかの判断が難しくなることがあります。
効率よく査定を行いたい場合は、一括査定サイトを活用するのが便利です。
この方法により、多くの業者から集めた情報を基に、より有利な条件での売却が期待できるでしょう。
② 土地と建物をきれいに整備する
売却する土地の見た目は、非常に重要なポイントとなります。
手入れの行き届いた状態の土地は、潜在的な買い手に対して良い印象を与えます。
雑草を取り除き、不要なゴミを処分するだけでなく、可能であれば建物の外観や内部のメンテナンスも行いましょう。
長い間放置された物件は劣化が進んでいる可能性が高いため、必要な修理を行うことが求められます。見た目や機能を向上させることができれば、売却時の期待価格も上昇するでしょう。
③ 越境問題の解決を優先する
隣接する土地との境界に関する問題がある場合には、「越境覚書」を締結しておくことが非常に重要です。
越境に関するトラブルは、買主にとって大きな懸念材料となり、取引が成立しない要因になりかねません。
この問題を事前に解決すれば、売却交渉がスムーズに進む可能性が高くなります。
法的なトラブルを防ぐためにも、専門家と相談しつつ進めることが必須です。
④ 不要物の整理と廃棄を行う
家付き土地を売却する際には、物理的な整理が欠かせません。
不要な物や廃棄物が残っていると、土地の魅力が著しく損なわれます。
売却前には徹底的な清掃を行い、整った状態を保つことが大切です。
特に、建設用地としての売却を検討している場合、整理された土地は買主にとって使いやすさを提供します。
一見手間やコストがかかるかもしれませんが、売却価格の向上につながるでしょう。
⑤ アスファルトなどの舗装を撤去する
駐車場などの用途で使用していた土地がアスファルトで覆われている場合、撤去費用が買主にとっての負担となる可能性があります。
あらかじめアスファルトを取り除いておくことで、土地の利用価値が高まり、スムーズな売却が実現しやすくなります。
舗装を撤去することで、買主が自由に土地を活用できるようになるため、高額な売却価格が期待できる可能性が増します。
この点に関しても、事前に注意を払っておくことが大切です。
5. 不動産会社の選び方と査定依頼のポイント
家付き土地を売却する際、不動産会社の選び方は非常に重要です。正しい選定を行うことで、適正価格での売却を実現し、スムーズな取引を進めることができるでしょう。
◆ 不動産会社を選ぶ際のチェックポイント
👆 得意分野の確認
不動産会社には、販売戦略や得意な地域が異なるため、まずはその会社が家の売却を得意としているかどうかを確認しましょう。特に、実績が豊富であれば、その経験を活かした提案を受けられる可能性が高まります。
👆 会社の規模とネットワーク
大手の不動産会社は広範なネットワークを持っており、多くの購入希望者にアプローチできるメリットがあります。
一方で、中小規模の会社は地域に特化した情報提供が可能な場合があります。規模のメリットを考慮しながら、どちらが自分のニーズに合っているか判断してください。
👆 査定方法の明確さ
不動産会社によって査定方法が異なるため、査定依頼をする前に、相手の査定基準を確認しましょう。
日照条件、周辺環境、法的規制など、多角的に評価してもらえることが大切です。
👆 口コミや評判のチェック
他の利用者の意見を聞くことで、その不動産会社の信頼性や対応の質を知ることができます。
ウェブサイトやSNSでの評価を確認して、実績や満足度を把握しておきましょう。
◆ 査定依頼の際に気をつけること
- 複数社への査定依頼
一社だけではなく、複数の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。複数社からの査定結果を比較することで、より正確な市場価格を把握することができます。 - 条件の明確化
査定依頼を行う際には、自分の希望や条件をしっかりと伝えましょう。特に売却希望価格や売却希望時期などを明確にすることで、より適切なアドバイスを受けることが可能となります。 - 査定報告の確認
サービスによっては、査定報告書が提供されることがあります。この報告書は詳細なデータに基づいて作成されているため、細かく確認し、納得できる内容であるかじっくりと吟味しましょう。
信頼できる不動産会社を選ぶことで、家付き土地の売却を成功させるための第一歩を踏み出すことができます。
選択を慎重に行うことで、納得のいく取引を実現しましょう。
まとめ
家付き土地の売却を検討する際は、事前の十分な準備と適切な業者選定が重要です。
売却手順の理解、税金や費用の把握、更地化vs家付き土地の比較検討、最大限の売却価格を実現するためのコツなど、ここで紹介した内容を参考にしながら、丁寧に検討を重ねることで、スムーズな取引と良好な条件での売却が実現できるでしょう。
不明な点がある場合は専門家に相談し、最適な売却方法を見極めることをおすすめします。

よくある質問
Q1:家付き土地を売却する際の基本的な流れはどのようなものですか?
家付き土地の売却手続きでは、まず事前準備として物件状況の確認や必要書類の準備、次に不動産会社による査定の実施、それを踏まえた適切な売り出し価格の設定が求められます。
その後、信頼できる不動産会社と媒介契約を締結し、内覧会の開催や積極的な売却活動を行います。
最終的には、買主との間で売買契約を締結し、手付金の受領などを経て売却が完了します。
Q2:家付き土地の売却に関してはどのような税金や費用が発生しますか?
土地売却時には、印紙税や譲渡所得税、登録免許税などの税金が発生します。
また、仲介手数料、鑑定測量費用、解体費用などの費用も必要となります。
具体的な金額は売却価格や所有期間などによって異なりますが、事前に見積もりを立てておくことが大切です。
Q3:家付きのまま売却するか、更地にしてから売却するかどちらがよいですか?
家付きのまま売却するメリットは、即時入居可能で手続きが簡単なことですが、建物の経年劣化による価値減少や解体費用の負担などがデメリットとなります。
一方、更地で売却すれば、買主の自由な土地利用が可能になりますが、解体や整地にかかる初期コストが発生します。
自身の状況やニーズに合わせて、慎重に検討する必要があります。
Q4:家付き土地をより高く売るためのコツはありますか?
家付き土地の売却価格を最大限引き上げるためのコツとしては、まず複数の不動産会社に査定を依頼し、正確な市場価格を把握すること。
次に、土地と建物の外観整備、隣接地の越境問題の解決、不要物の撤去などを行い、良好な状態を維持することが重要です。
さらに、アスファルト舗装の撤去などによって、買主の土地利用価値を高めることも効果的です。
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監修者情報
MK不動産株式会社
代表取締役 三上 大喜 詳しく見る





